つみたてNISAで買えるのは投資信託のみ
一般NISAでは、主に株式、ETF、REIT、投資信託など複数の金融商品が購入できます。
一方、つみたてNISAでは投資信託とETFのみ。ETFも投資信託のひとつですから、事実上、投資信託のみしか買えないという事になります。
しかも、金融庁が指定した150本ほどの投資信託に限られています。
なぜゆえに投資信託に限定しているのかというと、つみたてNISAが長期の投資を目的としているからです。
例えば、一般NISAでは株式を購入できます。株式を発行しているのは企業なので、その企業の業績が悪化すれば、当然株価も下落します。
また、最悪の場合、上場廃止になることもあり得ます。その場合、大きな損失が出るだけでなく、投資の継続もできなくなります。
この様なリスクを回避する為に、金融庁は、信託報酬が比較的安く、分配金がない投資信託に絞って購入対象としているわけです。
分配金がない投資信託は、一見すると不利なようにも見えますが、運用益を投資家に分配せずに再投資するという事なので、長期的に運用することで資産が雪だるま式に増大することが期待できます。